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旅ブログー春はいったいどこから?

<「春を探して旅に出る」。あなたはどこへ?>

正月もあけて、春が待ち遠しい時期になると春を探しに旅に出る、的な文字が店頭やパンフレットにあふれて旅に誘います。
では春はいったいどこからくるのでしょうか?というお話です。

春というのは気候的には、冷たい大陸からの季節風が弱まって西からの暖かい風が吹くことから始まります。
昔から、「黄砂が春のたより」、というくらいで、「西から」というのが気候的な答えの一つでしょう。
(最近はPM2.5だよりか。。笑)
同時に春のおとずれは「花のたより」と呼べるでしょう。

<春を先導した「花旅」>

何の花に春を感じるかというのは人それぞれかもしれませんが、早い春をイメージするもので重宝されるのが「伊豆の河津桜」でしょう。
東京からも特急踊り子1本で行けるここは早めに花をつける河津桜と菜 の花のコントラストが3月には楽しむ事ができます。ちょうど2月上旬から3月上旬まで河津桜まつりが開催されています。
また鹿児島の池田湖の菜の花という人もいるかもしれません。
ここは南国指宿の気候から、1月には美しい菜の花畑を見ることができます。

出典)指宿観光ネット

出典)指宿観光ネット

川沿いに咲き乱れる河津桜

川沿いに咲き乱れる河津桜

河津さくら

河津さくら

<春は「味わう」もの>

春の魚や旬の食べ物が季節を運んでくるという人もいるでしょう。春の魚として有名な博多姪の浜の白魚漁は見ず温む3月から始まります。特に名物踊り食いから季節を感じる人もいるかもしれません。
さて、日本人は古来から何に春を感じてきたのでしょう。実は古代の春は北からやってくるものでした。

<古代の春は北からやってきた?>

東大寺に春を呼ぶ祭り。
東大寺のお水取りは若狭井のお水取りに始まります。その1ヶ月前の毎年3月2日、福井県の鵜の背では東大寺二月堂へのお水送りの儀式が行われるのですが、都の春はまさにここから始まる訳です。

※お水送りの送水神事は、神宮寺から山伏姿の行者や白装束の僧侶らを先頭に3,000人程の松明行列が、ほら貝の音とともに2km上流の鵜の瀬へ向かい、河原で護摩が焚かれた後、白装束の住職が祝詞を読み上げ、竹筒からお香水(こうずい)を遠敷川へ注ぎます。
 このお香水は10日かけて東大寺・二月堂の「若狭井」に届くといわれ、奈良のお水取りは3月12日に行われます。
お水送りの伝説:
 その昔、奈良で神様の会合があった時、若狭の神様である遠敷明神は釣りをしていて遅れてしまい、そのお詫びとして、本尊に供えるお香水を送る約束をしました。すると、奈良東大寺の二月堂の下から、白と黒の鵜が飛び立ち、きれいな水が湧き出したということです。その井戸は「若狭井」と名付けられています。(※出典:えーやん若狭の国)

福井の鵜の背から流された春の息吹はそのまま地下の龍神の道を伝って奈良吉野や遠くは熊野玉置神社まで送られると考えられてきました。なぜ福井が日本の春の出発点となったか、それは諸説あるのですが、福井が御食(みけつ)の国として大和の食を支えていたからとも言われます。
また、大仏建立の銅の精錬により、都の自然が荒れ果ててしまった時に、当時から冬でも彩り豊かな花をつける椿などの花が咲き、美しい水が豊かな福井・鵜の瀬を思い、「命の根源」を奈良に呼ぼうとしたのでは無いかとも言われています。
とすればやはり古代の都びとも食べ物の旬や花に季節を感じていたのかもしれません。
さて今年は、どこへ春を探しに行きましょうか?

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